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海外FXのロング・ショートとは?買い・売りの違い・利益が出る仕組みを初心者向けに徹底解説【2026年版】

公開: 更新:2026年9月13日
海外FXのロング・ショートとは?ロング(買い)とショート(売り)の違いや利益が出る仕組みを初心者向けに解説

海外FXでは、相場が上昇すると予想するときは「ロング(買い)」、下落すると予想するときは「ショート(売り)」から取引を始めることができます。

FXは株式の現物取引とは異なり、通貨ペアを売買する取引のため、「買ってから売る」だけでなく「売ってから買い戻す」ことで利益を狙うことも可能です。

しかし初心者のうちは、「ロングとショートは何が違うのか」「なぜ持っていない通貨を売れるのか」「どのようなときに利益や損失が発生するのか」が分かりにくいことがあります。

この記事では、海外FXにおけるロング・ショートの意味や買いと売りの違い、利益・損失が発生する仕組み、スプレッドやスワップポイントとの関係、取引するときの注意点まで初心者向けに分かりやすく解説します。

なお、取引条件やスワップポイント、取扱銘柄などは海外FX業者・口座タイプ・銘柄によって異なります。実際に取引する際は、利用している海外FX業者の最新の取引条件を確認してください。

海外FXのロング・ショートとは?

海外FXにおける「ロング(Long)」とは買いポジションを持つこと、「ショート(Short)」とは売りポジションを持つことを意味します。

ロングは、取引している通貨ペアの価格が今後上昇すると予想するときに利用します。例えばUSD/JPY(米ドル/円)が150円のときにロングし、その後151円まで上昇すれば、価格差による利益を狙うことができます。

一方、ショートは価格が今後下落すると予想するときに利用します。USD/JPYが150円のときにショートし、その後149円まで下落すれば、価格差による利益を狙うことができます。

反対に、ロングした後に価格が下落した場合や、ショートした後に価格が上昇した場合は損失が発生します。

つまり、海外FXでは相場の上昇局面だけでなく、下落局面でも売りから取引を始めることで利益を狙えるのが特徴です。

ロング(買い)とショート(売り)の違い

ロングとショートの最も大きな違いは、どちらの方向に価格が動くと利益になるかです。

ロング(買い)は、価格が上昇すると利益、価格が下落すると損失になります。

ショート(売り)は反対に、価格が下落すると利益、価格が上昇すると損失になります。

例えばUSD/JPYが150円のとき、150円でロングして151円で決済すれば、1ドルあたり1円の価格差が利益になります。一方、150円でショートして149円で決済した場合も、1ドルあたり1円の価格差が利益になります。

ただし、実際の損益には取引数量(ロット)やスプレッド、取引手数料、スワップポイントなども影響します。そのため、単純な価格差だけで実際の損益が決まるわけではありません。

初心者のうちは、「上昇を予想するならロング、下落を予想するならショート」と覚えておくと分かりやすいでしょう。

海外FXのロング・ショートとは?ロング(買い)とショート(売り)の利益・損失の違いを解説した図解

海外FXではなぜショート(売り)から取引できる?

海外FXでは、通貨ペアの価格が下落すると予想した場合、ショート(売り)から取引を始めることができます。

初心者の方は「持っていない通貨をなぜ先に売れるの?」と疑問に感じるかもしれません。

FXでは、USD/JPYやEUR/USDなど2つの通貨の交換比率である「通貨ペア」を対象に取引します。例えばUSD/JPYを売る取引では、米ドルを売って円を買う方向のポジションを持つことになります。

その後、USD/JPYの価格が下落したところで反対売買を行えば、その価格差から利益を得られる可能性があります。反対に、価格が上昇すれば損失が発生します。

そのため、海外FXのショートは「保有している現物の米ドルを先に売却する」という意味ではなく、通貨ペアに対して売り方向のポジションを持つ取引と理解すると分かりやすいでしょう。

なお、FXは証拠金を預けて取引する仕組みのため、実際の取引では必要証拠金やレバレッジについても理解しておくことが重要です。

海外FXのロング・ショートで利益が出る仕組み

海外FXのロング・ショートでは、基本的に新規注文時の価格と決済時の価格の差によって損益が発生します。

例えばUSD/JPYを150円でロングし、151円で決済した場合、価格は1円上昇しています。1万通貨を取引していた場合、単純な価格差による損益は「1円 × 1万通貨=10,000円」となります。

反対に、USD/JPYを150円でショートし、149円で決済した場合も、1円の下落によって1万通貨なら単純計算で10,000円の利益となります。

一方、150円でロングした後に149円まで下落した場合や、150円でショートした後に151円まで上昇した場合は、同じ条件なら10,000円の損失となります。

ただし、これは価格差だけを使った単純な計算例です。実際の損益にはスプレッド、取引手数料、スワップポイントなどの取引コストが影響するほか、口座通貨や取引する通貨ペアによって損益の換算方法も異なる場合があります。

取引数量(ロット)によって損益は変わる

ロング・ショートの損益は、価格がどれだけ動いたかだけでなく、取引数量によっても大きく変わります。

例えばUSD/JPYが150円から151円まで1円動いた場合、1万通貨なら価格差による損益は10,000円ですが、10万通貨なら100,000円になります。

つまり、同じ値幅でも取引数量を大きくするほど利益が大きくなる可能性がある一方、相場が予想と反対方向に動いたときの損失も大きくなります。

海外FXでは高いレバレッジを利用できる場合がありますが、レバレッジが高いこと自体で利益や損失が増えるわけではありません。実際の損益を左右する重要な要素の一つは、どれだけの取引数量(ロット)でポジションを持つかです。

そのため、ロング・ショートを行う際は、相場の方向だけでなく、自分の資金に対して無理のないロット数を設定することが重要です。

海外FXのロング・ショートとスプレッドの関係

海外FXでロング・ショートを行う際は、買値(Ask)と売値(Bid)の差である「スプレッド」についても理解しておく必要があります。

一般的に、新規でロング(買い)する場合はAsk価格、ショート(売り)する場合はBid価格を基準に取引が開始されます。決済するときは反対売買となるため、ロングは売り、ショートは買いでポジションを閉じます。

この買値と売値には差があるため、ポジションを持った直後は、スプレッド分だけ評価損が生じているように表示されるのが一般的です。

また、重要な経済指標の発表時や相場が急変しているとき、流動性が低下している時間帯などでは、スプレッドが通常より広がることがあります。

そのため、ロング・ショートの方向だけでなく、実際の取引コストとしてスプレッドを確認することも重要です。

海外FXのロング・ショートとスワップポイントの関係

海外FXでは、ロング・ショートのポジションを翌営業日へ持ち越すと、銘柄や取引条件に応じてスワップポイントが発生する場合があります。

スワップポイントは、通貨間の金利差だけでなく、海外FX業者の設定や市場環境などによって決まり、ロングとショートでそれぞれ異なる値が設定されるのが一般的です。

そのため、「ロングなら必ずスワップを受け取れる」「ショートなら必ず支払う」と決まっているわけではありません。銘柄や時期によっては、ロング・ショートのどちらも支払いになる場合もあります。

また、曜日によって複数日分のスワップポイントがまとめて反映される場合や、スワップフリー口座など一定の条件で通常のスワップが発生しない場合もあります。具体的な付与・徴収条件は海外FX業者や口座タイプ、銘柄によって異なります。

特に数日から数週間ポジションを保有する場合は、価格差による損益だけでなく、ロング・ショートそれぞれのスワップポイントを事前に確認することが重要です。

ロング・ショートするときの主な注文方法

海外FXでロング・ショートを始めるときは、相場の状況や希望する価格に応じて注文方法を使い分けます。

現在の市場価格を基準にすぐ取引を始めたい場合は「成行注文」、現在価格より有利な価格まで待って取引したい場合は「指値注文」、相場が一定方向へ動いたことを確認してから取引したい場合は「逆指値注文」などを利用できます。

MT4・MT5では、Buy Limit・Sell Limit・Buy Stop・Sell Stopなどの予約注文も利用できます。例えば、現在価格より低い価格でロングしたい場合はBuy Limit、現在価格より高い価格まで上昇してからロングしたい場合はBuy Stopを利用します。

ショートの場合は、現在価格より高い価格で売りたい場合にSell Limit、現在価格より低い価格まで下落してから売りたい場合にSell Stopを利用します。

また、ポジションを持った後はStop Loss(損切り)やTake Profit(利益確定)を設定することで、一定の価格に達したときに決済するよう設定できます。ただし、相場急変時や価格が大きく飛んだ場合などは、指定した価格と実際の約定価格が異なることがあります。

ロング・ショートを行う際は、相場の方向だけでなく、それぞれの注文方法の仕組みを理解して使い分けることが重要です。

海外FXでロング・ショートするときの損切り

ロング・ショートでは、相場が予想と反対方向へ動いた場合に備えて、あらかじめ損切りの価格を決めておくことが重要です。

例えばUSD/JPYを150円でロングした場合、「149円まで下落したら決済する」とStop Lossを設定しておけば、価格がその水準に達したときに損失を限定するための決済注文が実行されます。

反対に150円でショートした場合は、「151円まで上昇したら決済する」といったStop Lossを設定できます。

ただし、Stop Lossを設定していても、相場の急変や週明けの価格ギャップなどが発生した場合には、指定した価格と実際の約定価格が異なることがあります。そのため、Stop Lossだけに頼るのではなく、取引数量や証拠金維持率も含めてリスクを管理することが大切です。

特に高いレバレッジを利用できる海外FXでは、1回の取引で許容できる損失額をあらかじめ決め、それに合わせてロット数と損切り位置を設定することが重要です。

海外FXでロング・ショートするときの注意点

海外FXではロング・ショートのどちらからでも取引を始められますが、相場の方向を予想するだけで利益が決まるわけではありません。

実際の取引では、スプレッドや取引手数料、スワップポイントなどのコストに加えて、相場急変時のスリッページにも注意が必要です。

また、ロット数を大きくすると同じ値幅でも損益が大きくなるため、高いレバレッジを利用できるからといって、必要以上に大きなポジションを持つことはリスクを高めます。

経済指標の発表時や市場の流動性が低下している時間帯には、スプレッドが広がったり、希望した価格と実際の約定価格に差が生じたりする場合があります。

さらに、ポジションを翌営業日へ持ち越す場合はスワップポイント、週末をまたいで保有する場合は週明けの価格ギャップなども考慮する必要があります。

ロング・ショートの方向だけで判断せず、ロット数・損切り・取引コスト・保有期間まで含めて取引を考えることが重要です。

MT4・MT5でロング・ショートを見分ける方法

MT4・MT5では、一般的に「Buy」がロング(買い)、「Sell」がショート(売り)を意味します。

新規注文でBuyを選択すると買いポジション、Sellを選択すると売りポジションを持つことになります。

保有しているポジションは、MT4では「ターミナル」、MT5では「ツールボックス」などの取引情報から確認できます。ポジションの種類や取引数量、約定価格、現在価格、損益などを確認して、自分がロングとショートのどちらを保有しているのか把握しておきましょう。

また、ポジションを決済するときは、新たに同じ方向のポジションを追加するのではなく、保有ポジションに対する決済操作を行うことが基本です。口座の取引方式やプラットフォームの設定によってポジションの管理方法が異なる場合があるため、取引前に確認しておくことも重要です。

初心者のうちは、「Buy=ロング(買い)」「Sell=ショート(売り)」を基本として覚えておくと、MT4・MT5の注文画面も理解しやすくなります。

海外FXではロングとショートを同時に保有できる?

海外FXでは、利用する海外FX業者や口座の取引方式によって、同じ通貨ペアのロングとショートを同時に保有できる場合があります。このように、同一銘柄で買いポジションと売りポジションを同時に持つ取引は一般に「両建て」と呼ばれます。

例えばUSD/JPYのロングを保有したまま、USD/JPYのショートを新たに保有する形です。

ただし、両建ての可否や証拠金の計算方法、禁止される取引方法などは海外FX業者によって異なります。また、MT5では口座の設定がヘッジ方式かネッティング方式かによって、反対方向の注文を出したときのポジションの扱いが異なります。

両建てを利用すると、スプレッドや取引手数料、スワップポイントなどのコストがそれぞれのポジションに影響する場合もあります。

そのため、ロングとショートを同時に保有したい場合は、利用している海外FX業者の両建てルールと口座の取引方式を事前に確認することが重要です。

海外FXのロング・ショートに関するよくある質問(FAQ)

Q1. 海外FXのロングとは何ですか?

ロングとは買いポジションを持つことです。取引している通貨ペアの価格が上昇すると予想するときに利用し、ロングした価格より高い価格で決済できれば価格差による利益を狙えます。反対に価格が下落すると損失が発生します。

Q2. 海外FXのショートとは何ですか?

ショートとは売りポジションを持つことです。取引している通貨ペアの価格が下落すると予想するときに利用し、ショートした価格より低い価格で決済できれば価格差による利益を狙えます。反対に価格が上昇すると損失が発生します。

Q3. ロングとショートはどちらが買いですか?

ロングが買い、ショートが売りです。MT4・MT5では一般的に「Buy」がロング、「Sell」がショートを意味します。

Q4. ショートはなぜ価格が下がると利益になるのですか?

ショートは売り方向のポジションを持ち、より低い価格で反対売買して決済することで価格差による利益を狙う取引だからです。ただし、価格が上昇した場合は損失になります。

Q5. ロングとショートを同時に保有できますか?

海外FX業者や口座の取引方式によっては可能です。同じ銘柄の買いと売りを同時に保有する取引は一般に「両建て」と呼ばれます。ただし、両建ての可否や条件、証拠金の扱いなどは業者・口座によって異なるため、事前に取引条件を確認してください。

Q6. ロングとショートでスワップポイントは同じですか?

同じとは限りません。一般的にロングとショートでは異なるスワップポイントが設定され、受け取りになる場合も支払いになる場合もあります。具体的な条件は海外FX業者・口座タイプ・銘柄・時期などによって異なります。

Q7. 初心者はロングとショートのどちらを使えばいいですか?

どちらが常に初心者向けというものではありません。相場が上昇すると考える場合はロング、下落すると考える場合はショートが基本です。方向だけでなく、ロット数や損切り位置、スプレッドなどの取引コストも確認して取引することが重要です。

まとめ|海外FXのロング・ショートは買いと売りの方向を理解しよう

海外FXでは、相場の上昇を予想するときはロング(買い)、下落を予想するときはショート(売り)から取引を始めることができます。

ロング・ショートの基本をまとめると、次のとおりです。

・ロング(Long)は買いポジション
・ショート(Short)は売りポジション
・ロングは価格が上昇すると利益、下落すると損失になる
・ショートは価格が下落すると利益、上昇すると損失になる
・実際の損益は値幅だけでなく取引数量(ロット)にも左右される
・スプレッドや取引手数料も実際の取引コストになる
・ポジションを持ち越すとスワップポイントが発生する場合がある
・成行・指値・逆指値などの注文方法を使い分けられる
・Stop Lossを設定しても指定価格での決済が保証されるわけではない
・ロングとショートの同時保有(両建て)の条件は業者や口座方式によって異なる

初心者のうちは、まず「上昇を予想するならロング、下落を予想するならショート」という基本を理解したうえで、ロット数や損切り位置、取引コストまで含めて考えることが重要です。

実際に取引する際は、利用している海外FX業者の最新の取引条件やMT4・MT5の銘柄仕様を確認し、自分の資金に合った取引数量でリスクを管理しましょう。

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海外FX LABO 運営者・執筆者

ハル

12年前に国内FX業者で取引を始め、その後は約1年間、株式投資を中心に経験。8年前から海外FX業者での取引を始めました(2026年10月時点)。

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ハルのXはこちら(@kaigaifxlabo)

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