海外FXでは、新規注文から利益確定・損切りまでをあらかじめ組み合わせて設定できる取引環境があります。
その代表的な考え方の一つが「IFO注文」です。
IFO注文は、IFD注文とOCO注文の仕組みを組み合わせた注文方法で、「IFD-OCO」と呼ばれることもあります。
たとえば「149円まで下落したら買い、その後151円まで上昇したら利益確定、148円まで下落したら損切りする」といった取引シナリオを事前に設定する方法があります。
新規注文が成立すると利益確定と損切りの2つの決済注文が有効になり、そのどちらか一方が成立すると、もう一方をキャンセルするという流れです。
ただし、「IFO」「IFD-OCO」という名称や利用できる注文の組み合わせ、具体的な設定方法は、海外FX業者や取引プラットフォームによって異なる場合があります。
この記事では、海外FXのIFO注文(IFD-OCO)の仕組みや基本的な使い方、メリット・デメリット、IFD注文・OCO注文との違い、利用するときの注意点を初心者向けに詳しく解説します。
目次
海外FXのIFO注文(IFD-OCO)とは?
IFO注文は、新規注文と2つの決済注文を組み合わせて管理する注文方法です。
一般的には、最初に設定した新規注文が成立すると、あらかじめ設定していた利益確定と損切りの2つの決済注文が有効になります。
その後、2つの決済注文のどちらか一方が成立すると、もう一方の注文をキャンセルする仕組みです。
IFOはIFDとOCOを組み合わせた注文方法
IFO注文は、IFD注文とOCO注文の考え方を組み合わせたものです。
IFD注文では、最初の注文が成立したことを条件として、次に設定していた注文を有効にします。
OCO注文では、2つの注文を関連付け、一方の注文が成立すると、もう一方の注文をキャンセルします。
IFO注文では、この2つの仕組みを組み合わせて、新規注文からその後の決済までを管理します。
IFO注文は「IFD-OCO」と呼ばれることもある
IFO注文は「IFD-OCO」と呼ばれることもあります。
基本的な考え方は、
「新規注文を設定する」
↓
「新規注文が成立する」
↓
「利益確定と損切りの2つの決済注文が有効になる」
↓
「どちらか一方の決済注文が成立する」
↓
「もう一方の決済注文がキャンセルされる」
という流れです。
ただし、すべての海外FX業者や取引プラットフォームが「IFO」または「IFD-OCO」という名称の独立した注文機能を提供しているとは限りません。

新規注文・利益確定・損切りを組み合わせて設定する
IFO注文では、新規エントリーの条件だけでなく、その後の利益確定と損切りについても事前に考えて設定します。
たとえば現在価格が150円の場合、
「149円まで下落したら買う」
「151円まで上昇したら利益確定する」
「148円まで下落したら損切りする」
という取引シナリオを設定するイメージです。
この場合、最初の149円の新規注文が成立して初めて、151円の利益確定と148円の損切りに相当する後続の決済注文が有効になる、という考え方になります。
最初の新規注文が成立しなければ決済注文は有効にならない
IFO注文で重要なのは、最初に設定した新規注文の成立が後続注文の条件になっている点です。
たとえば149円で買う注文を設定していても、相場が149円まで到達せず新規注文が成立しなければ、そのポジションに対する利益確定や損切りの決済注文も実行段階には進みません。
そのため、IFO注文を設定したからといって必ず取引が開始されるわけではありません。
利益確定と損切りの一方が成立するともう一方をキャンセルする
新規注文が成立した後は、利益確定と損切りに相当する2つの決済注文が管理されます。
そして、利益確定側の注文が成立すれば損切り側の注文を、損切り側の注文が成立すれば利益確定側の注文をキャンセルする、というOCOの考え方が使われます。
これにより、すでにポジションを決済した後に、不要になったもう一方の決済注文を残さないように管理できます。
IFO注文の利用可否や仕様は取引環境によって異なる
IFO注文の名称や設定方法、利用できる注文の組み合わせは、海外FX業者・口座・銘柄・取引プラットフォームなどによって異なる場合があります。
そのため、「IFO注文」という名称だけで判断せず、自分が利用している取引環境で新規注文と利益確定・損切りをどのように設定できるのか確認することが重要です。
海外FXでIFO注文を使う基本的な流れ
IFO注文では、新規注文と、その注文が成立した後の利益確定・損切りを一連の取引として考えて設定します。
実際の画面や操作方法は取引環境によって異なりますが、基本的な考え方を順番に確認していきましょう。
取引する通貨ペアや銘柄を選択する
まず、取引する通貨ペアやCFDなどの銘柄を選択します。
銘柄によって取引時間・スプレッド・価格の動き・契約サイズなどが異なるため、注文前に取引条件を確認しておくことが重要です。
最初の新規注文を決める
次に、どのような条件で新規ポジションを持つのか決めます。
取引環境によっては、現在価格より低い価格で買うBuy Limitなどの指値注文や、現在価格より高い価格で買うBuy Stopなどの逆指値注文を利用できます。
売りから取引を始める場合も、想定する相場展開に合わせて新規注文の種類を選択します。
エントリーする価格を設定する
新規注文の種類を決めたら、実際にエントリーしたい価格を設定します。
たとえば現在価格が150円で、
「149円まで下落したら買いたい」
と考える場合、149円を新規注文の基準価格として設定するイメージです。
ただし、注文種類によって約定の仕組みが異なり、設定した価格で必ず約定するとは限りません。
注文するロット数を設定する
次に、取引するロット数を設定します。
ロット数が大きくなるほど、同じ値幅でも利益・損失の金額は大きくなります。
そのため、最大レバレッジだけを基準にロット数を決めるのではなく、損切りまでのpipsや許容できる損失額なども考慮することが重要です。
利益確定の価格を設定する
新規注文が成立した後、どの価格で利益を確定するのか設定します。
たとえば149円で買う新規注文に対して、
「151円まで上昇したら利益を確定する」
という取引計画であれば、151円をTake Profitに相当する決済価格として設定するイメージです。
利益確定の価格は、期待する値幅だけでなく、相場の状況や損切りまでの距離とのバランスも考えて決めることが重要です。
損切りの価格を設定する
次に、想定とは反対方向へ相場が動いた場合に、どの価格で損失を限定するのか設定します。
たとえば149円で買った後、
「148円まで下落したら損切りする」
という取引計画であれば、148円をStop Lossに相当する決済価格として設定するイメージです。
ただし、急激な価格変動や窓開きなどでは、設定した価格と実際の約定価格が異なる場合があります。
注文の有効期限や取引条件を確認する
待機注文には有効期限を設定できる場合があります。
相場状況が変化した後も古い注文を残してしまうと、当初とは異なる状況で注文が成立する可能性があります。
また、銘柄ごとの最低注文距離など、注文設定に関する条件が設けられている場合もあるため確認しておきましょう。
新規注文・利益確定・損切りの内容を確認する
注文を確定する前に、新規注文の価格、ロット数、利益確定価格、損切り価格などを確認します。
特に売買方向や価格の入力間違いがないか確認することが重要です。
IFO注文では複数の注文条件を組み合わせるため、それぞれの注文がどのような条件で有効になるのかも確認しておきましょう。
新規注文成立後に2つの決済注文を確認する
最初の新規注文が成立したら、利益確定と損切りに相当する後続の決済注文が想定どおり有効になっているか確認します。
IFO注文は注文管理を効率化するための仕組みですが、設定しただけで取引管理が不要になるわけではありません。
実際の約定価格やポジション、後続する注文の状態を確認しながら管理することが大切です。
海外FXでIFO注文を使うメリット
IFO注文は、新規注文から利益確定・損切りまでの条件をあらかじめ組み合わせて設定できるため、取引計画に沿った注文管理を行いやすい点が特徴です。
ここでは、IFO注文を利用する主なメリットを確認していきます。
エントリーから決済までの流れを事前に設定できる
IFO注文では、新規注文だけでなく、その後の利益確定と損切りまでを事前に考えて設定できます。
「どの価格でエントリーするのか」
「どの価格で利益を確定するのか」
「どの価格まで逆行したら損切りするのか」
という取引シナリオを注文前に整理しやすくなります。
利益確定と損切りを同時に計画しやすい
IFO注文では、新規注文が成立した後に、利益確定と損切りに相当する2つの決済注文を管理することができます。
利益だけを考えてエントリーするのではなく、想定と反対方向へ相場が動いた場合の対応もあらかじめ考えやすくなります。
利益確定までの値幅と損切りまでの値幅を比較することで、取引前にリスクとリワードを確認することにもつながります。
チャートを見続ける負担を減らしやすい
あらかじめエントリー・利益確定・損切りの条件を設定しておくことで、注文のために常にチャートを監視する負担を減らしやすくなります。
仕事中や外出中など、継続して相場を確認することが難しい場合にも、事前に決めた条件を注文として設定しておける点はメリットの一つです。
ただし、IFO注文を設定した後も、注文やポジションの状態を定期的に確認することは重要です。
感情による取引判断を抑えやすい
実際にポジションを保有すると、
「もう少し上がるかもしれない」
「損失が戻るまで待ちたい」
といった感情によって、当初の取引計画を変更してしまう場合があります。
IFO注文でエントリー・利益確定・損切りの条件を事前に設定しておけば、取引中の感情だけで判断を変更することを抑えやすくなります。
損切り注文の設定忘れを防ぎやすい
新規注文だけを設定し、約定後にStop Lossを設定しようとすると、相場の急変や操作忘れによって損切り注文を設定できない可能性があります。
IFO注文に相当する機能を利用して新規注文と損切り条件を事前に組み合わせておけば、新規注文成立後の損切り設定を忘れるリスクを減らしやすくなります。
ただし、Stop Lossを設定していても、急激な相場変動などでは設定価格どおりに約定することが保証されるわけではありません。
利益確定後や損切り後に不要な注文を残しにくい
IFO注文では、決済段階でOCOの考え方が利用されます。
利益確定側の注文が成立すれば損切り側を、損切り側が成立すれば利益確定側をキャンセルすることで、ポジション決済後に不要になったもう一方の注文を残さないように管理できます。
取引ルールを明確にしやすい
IFO注文を設定するためには、エントリー価格・利益確定価格・損切り価格などを事前に決める必要があります。
そのため、何となく相場へ入るのではなく、
「どこで入るのか」
「どこで利益を確定するのか」
「どこで損失を限定するのか」
という取引ルールを整理するきっかけになります。
IFO注文そのものが利益を生み出すわけではありませんが、あらかじめ決めた取引計画に沿って注文を管理するための方法の一つとして活用できます。
海外FXでIFO注文を使うデメリット・注意点
IFO注文は、新規注文から利益確定・損切りまでを事前に設定しやすい一方で、設定しただけで想定どおりの取引結果になるわけではありません。
利用する前に、約定や相場変動に関する注意点も理解しておきましょう。
最初の新規注文が成立しなければ取引は始まらない
IFO注文では、最初に設定した新規注文の成立が、その後の決済注文を有効にする条件になります。
そのため、相場が設定した価格まで到達せず新規注文が成立しなければ、利益確定や損切りに相当する後続の注文も実行段階には進みません。
IFO注文を設定したことと、実際にポジションを保有したことは別なので、注文状況を確認することが重要です。
設定した価格で必ず約定するとは限らない
注文方法や相場状況によっては、設定した価格と実際の約定価格が異なる場合があります。
特に逆指値注文などでは、設定価格へ到達したことをきっかけに注文が執行されても、その価格での約定が保証されるとは限りません。
急激な価格変動時には、想定より不利な価格で約定する可能性も考慮しておきましょう。
スリッページが発生する可能性がある
経済指標の発表や重要ニュース、週明けの窓開きなどで価格が大きく動いた場合、注文価格と実際の約定価格に差が生じることがあります。
この価格差がスリッページです。
Stop Lossを設定していても、急激な相場変動時には設定した価格より不利な価格で決済され、事前に計算した損失額を上回る可能性があります。
スプレッドの拡大にも注意する
早朝や重要な経済指標の発表前後、市場の流動性が低下している場面などでは、スプレッドが通常より拡大する場合があります。
スプレッドが広がれば取引コストにも影響するため、IFO注文を設定するときはエントリー価格や利益確定・損切り価格だけでなく、取引時のスプレッドにも注意が必要です。
利益確定と損切りの価格設定が適切とは限らない
IFO注文では利益確定と損切りを事前に設定できますが、その価格が相場状況に対して適切かどうかは別の問題です。
損切りまでの距離が極端に広ければ、1回の取引で大きな損失が発生する可能性があります。
反対に、相場の値動きに対して損切り幅が狭すぎると、一時的な価格変動で決済される場合もあります。
値幅だけでなく、リスクとリワードやロット数、許容損失額などをあわせて考えることが重要です。
大きなロットでは損失額も大きくなる
IFO注文でStop Lossを設定していても、ロット数が大きければ、損切りまでの値幅に対する損失額も大きくなります。
最大レバレッジが高いからといって、必ず大きなロットで取引する必要があるわけではありません。
実際に注文するロットは、損切りまでのpipsと許容できる損失額を考慮して設定することが重要です。
注文を設定したまま放置しない
IFO注文を設定した後に相場環境が大きく変化すると、当初考えていた取引シナリオが適切ではなくなる場合があります。
古い待機注文を残したままにすると、忘れた頃に注文が成立する可能性もあります。
まだ新規注文が成立していない場合は、相場状況に応じて注文の有効期限や必要性を確認しましょう。
注文成立後も状態を確認する
IFO注文は注文管理の負担を減らすために利用できますが、完全に放置できる仕組みではありません。
新規注文が成立した後は、利益確定と損切りに相当する注文が想定どおり有効になっているか確認しましょう。
また、実際の約定価格や保有ロットなども確認し、事前に想定した取引内容との違いがないかチェックすることが大切です。
IFO注文の名称や仕様は取引環境によって異なる
「IFO」「IFD-OCO」といった名称や機能は、すべての海外FX業者や取引プラットフォームで共通しているわけではありません。
取引環境によっては、独立した「IFO注文」という名称ではなく、待機注文とStop Loss・Take Profitなどを組み合わせて設定する場合もあります。
また、利用できる注文種類、最低注文距離、有効期限などの条件も異なる場合があります。
実際に利用するときは、自分が利用している海外FX業者や取引プラットフォームの最新の注文仕様を確認してください。
IFO注文とIFD注文・OCO注文の違い
IFO注文を理解するには、IFD注文とOCO注文との違いを整理しておくと分かりやすくなります。
3つは似た名称ですが、注文を連動させる目的やタイミングが異なります。
IFD注文は最初の注文成立後に次の注文を有効にする
IFD注文は、最初に設定した注文が成立すると、その成立を条件として次の注文を有効にする仕組みです。
たとえば、
「149円まで下落したら買う」
↓
「新規注文が成立する」
↓
「151円で利益確定する注文を有効にする」
といった流れです。
つまりIFD注文では、最初の注文と、その成立後に有効になる後続注文との関係がポイントになります。
OCO注文は一方が成立するともう一方をキャンセルする
OCO注文は、2つの注文を関連付け、一方の注文が成立すると、もう一方の注文をキャンセルする仕組みです。
たとえばポジション保有後に、
「151円まで上昇したら利益確定する」
「148円まで下落したら損切りする」
という2つの決済条件を設定し、どちらか一方が成立したら、不要になったもう一方の注文をキャンセルするという考え方です。
ただし、OCO注文の名称や利用方法、設定できる注文の組み合わせは取引環境によって異なる場合があります。
IFO注文はIFDとOCOの仕組みを組み合わせる
IFO注文は、IFD注文とOCO注文の考え方を組み合わせた注文方法です。
基本的な流れは、
「新規注文を設定する」
↓
「新規注文が成立する」
↓
「利益確定と損切りの2つの決済注文が有効になる」
↓
「どちらか一方の決済注文が成立する」
↓
「もう一方の決済注文をキャンセルする」
となります。
つまり、新規注文が成立するまでの部分にIFDの考え方を使い、その後の利益確定と損切りの管理にOCOの考え方を使うイメージです。
IFDとIFOでは後続する決済注文の管理方法が異なる
IFD注文とIFO注文は、どちらも最初の注文が成立した後に後続する注文を有効にするという点では共通しています。
一方、IFO注文では一般的に、利益確定と損切りに相当する2つの決済注文を組み合わせ、その一方が成立したときにもう一方をキャンセルする仕組みまで含みます。
そのため、
「新規注文成立後の次の注文まで設定したい」
「新規注文成立後に利益確定と損切りの両方を管理したい」
といった目的によって、必要となる注文の組み合わせが変わります。
IFD・OCO・IFOは注文の連動方法で区別する
3つの違いを簡単に整理すると、
IFD注文:
最初の注文が成立すると、次の注文を有効にする
OCO注文:
2つの注文の一方が成立すると、もう一方をキャンセルする
IFO注文:
最初の注文成立後に2つの決済注文を有効にし、その一方が成立するともう一方をキャンセルする
という違いがあります。
ただし、これらの名称や具体的な実装方法は海外FX業者や取引プラットフォームによって異なる場合があります。
注文名称だけで判断せず、実際に利用している取引環境でどのような注文の組み合わせが可能なのか確認することが重要です。
海外FXでIFO注文を設定するときに確認したいポイント
IFO注文では、新規注文・利益確定・損切りという複数の条件を組み合わせるため、注文を確定する前にそれぞれの設定内容を確認することが重要です。
ここでは、実際にIFO注文を設定するときに確認しておきたいポイントを整理します。
エントリー価格に根拠があるか確認する
まず、どの価格で新規ポジションを持つのか確認します。
現在価格から何となく離れた価格を設定するのではなく、相場の値動きや自分の取引ルールなどをもとにエントリー価格を考えることが重要です。
指値注文と逆指値注文では注文の仕組みが異なるため、想定する値動きに合った注文種類を選択しましょう。
利益確定価格を確認する
次に、新規注文が成立した後のTake Profitに相当する利益確定価格を確認します。
利益確定までの値幅が極端に小さいと、スプレッドなどの取引コストの影響を受けやすくなる場合があります。
一方、利益確定価格を遠く設定すれば必ず有利になるわけでもありません。
エントリー価格や損切り価格とのバランスを考えて設定することが重要です。
損切り価格を確認する
Stop Lossに相当する損切り価格も重要な確認ポイントです。
「どこまで相場が逆行したら当初の取引シナリオを見直すのか」を考え、損切り位置を設定します。
ただし、Stop Lossを設定していても、相場急変や窓開きなどによって設定価格と実際の約定価格が異なる可能性があります。
リスクとリワードを確認する
利益確定までの値幅と損切りまでの値幅を比較し、リスクとリワードを確認します。
単純に利益確定までの距離だけを見るのではなく、
「どれくらいの損失を許容するのか」
「そのリスクに対して、どれくらいの利益を狙うのか」
をセットで考えることが重要です。
なお、特定のリスクリワード比率がすべての取引に適しているわけではありません。
ロット数と許容損失額を確認する
同じ損切り幅でも、取引するロット数によって実際の損失額は変わります。
そのため、
「損切りまで何pipsあるのか」
「その値幅で何ロット取引するのか」
「損切りになった場合の損失額はいくらになるのか」
を注文前に確認することが重要です。
計算上のロットだけでなく、実際に許容できる損失額や口座資金とのバランスも考慮しましょう。
スプレッドとスリッページを考慮する
IFO注文では価格を事前に設定しますが、実際の取引ではスプレッドやスリッページの影響を受ける場合があります。
特に重要な経済指標の発表前後や相場急変時には、通常よりスプレッドが広がったり、設定価格と異なる価格で約定したりする可能性があります。
設定した価格だけで損益を計算せず、実際の約定では差が生じる可能性も考慮しておきましょう。
注文の有効期限を確認する
新規の待機注文に有効期限を設定できる取引環境では、いつまで注文を有効にするのか確認します。
相場状況が変わった後も古い注文が残っていると、当初とは異なる状況で注文が成立する可能性があります。
まだ新規注文が成立していない場合は、定期的に待機注文の内容を見直しましょう。
3つの価格の位置関係を確認する
IFO注文では、新規注文・利益確定・損切りという複数の価格を設定するため、それぞれの位置関係を確認することが重要です。
特に買いと売りでは、利益確定側と損切り側の価格関係が反対になります。
売買方向を間違えていないか、利益確定価格と損切り価格を逆に入力していないか、注文確定前に確認しましょう。
新規注文成立後の注文状態を確認する
最初の新規注文が成立した後は、利益確定と損切りに相当する2つの決済注文が想定どおり有効になっているか確認します。
さらに、一方の決済注文が成立した場合は、もう一方の注文が適切に処理されているか確認することも大切です。
IFO注文は取引計画を注文として設定するための便利な仕組みですが、設定後の確認まで含めて管理することが重要です。
海外FXのIFO注文に関するよくある質問
ここでは、海外FXのIFO注文(IFD-OCO)について初心者の方が疑問に感じやすいポイントをQ&A形式で解説します。
Q1. IFO注文とは何ですか?
IFO注文は、IFD注文とOCO注文の考え方を組み合わせた注文方法です。
一般的には、最初に設定した新規注文が成立すると、利益確定と損切りに相当する2つの決済注文が有効になります。
その後、2つの決済注文のどちらか一方が成立すると、もう一方の注文をキャンセルするという流れです。
ただし、「IFO」や「IFD-OCO」という名称、具体的な設定方法は取引環境によって異なる場合があります。
Q2. IFO注文とIFD注文の違いは何ですか?
IFD注文は、最初の注文が成立したことを条件として、次に設定していた注文を有効にする仕組みです。
IFO注文では、このIFDの考え方にOCOの仕組みを組み合わせ、新規注文成立後に利益確定と損切りに相当する2つの決済注文を管理します。
そのため、IFO注文ではエントリー後の利益確定と損切りまでを一連の取引として計画しやすい点が特徴です。
Q3. IFO注文とOCO注文の違いは何ですか?
OCO注文は、2つの注文を関連付け、一方の注文が成立するともう一方をキャンセルする仕組みです。
一方、IFO注文では、まず新規注文の成立が条件となり、その後に利益確定と損切りに相当する2つの決済注文を有効にします。
つまり、OCOの考え方に加えて「最初の注文が成立したら次の注文を有効にする」というIFDの考え方が加わっている点が大きな違いです。
Q4. IFO注文では利益確定と損切りを両方設定できますか?
IFO注文に相当する機能では、一般的に新規注文成立後の利益確定と損切りを組み合わせて設定します。
たとえば、買いポジションを持った後に、上側へTake Profit、下側へStop Lossに相当する決済条件を設定するイメージです。
ただし、利用できる注文の組み合わせや設定方法は海外FX業者・銘柄・取引プラットフォームによって異なる場合があります。
Q5. IFO注文を設定すれば指定した価格で必ず約定しますか?
指定した価格で必ず約定するとは限りません。
注文種類や相場状況によっては、設定した価格と実際の約定価格が異なる場合があります。
特に相場が急激に変動した場合や価格の窓開きが発生した場合には、スリッページによって想定より不利な価格で約定する可能性があります。
Stop Lossを設定している場合でも、設定価格どおりの決済が常に保証されるわけではありません。
Q6. MT4・MT5ではIFO注文を利用できますか?
MT4・MT5では、待機注文やStop Loss、Take Profitなどを利用して、新規注文とその後の決済条件を設定できます。
ただし、すべての取引環境に「IFO」または「IFD-OCO」という名称の独立した注文機能が用意されているとは限りません。
海外FX業者や利用するプラットフォームによって設定方法や利用できる機能が異なるため、実際の注文画面や公式の取引仕様を確認してください。
Q7. IFO注文を設定した後はチャートを確認しなくても大丈夫ですか?
IFO注文を利用することで、エントリー・利益確定・損切りのために常にチャートを監視する負担を減らしやすくなります。
ただし、注文を設定した後の確認が不要になるわけではありません。
新規注文が成立したか、利益確定と損切りの注文が想定どおり有効になっているか、実際の約定価格やロット数に問題がないかなどを定期的に確認することが重要です。
Q8. IFO注文は初心者でも利用できますか?
IFO注文の仕組みと、それぞれの注文の役割を理解できれば、初心者でも注文管理の方法の一つとして学ぶことができます。
ただし、IFOという名称だけを覚えるのではなく、IFD注文・OCO注文・指値注文・逆指値注文・Stop Loss・Take Profitなどの基本的な仕組みもあわせて理解しておくことが重要です。
利用できる場合はデモ口座などで注文操作を確認する方法もありますが、デモ口座と実際の取引では約定状況などが異なる場合があります。
まとめ|IFO注文はエントリーから利益確定・損切りまでを組み合わせる注文方法
海外FXのIFO注文とは、IFD注文とOCO注文の考え方を組み合わせ、新規注文からその後の利益確定・損切りまでを管理する注文方法です。
基本的には、
「新規注文を設定する」
↓
「新規注文が成立する」
↓
「利益確定と損切りの2つの決済注文が有効になる」
↓
「どちらか一方の決済注文が成立する」
↓
「もう一方の決済注文をキャンセルする」
という流れで考えると理解しやすくなります。
エントリー価格だけでなく、利益確定価格と損切り価格まで事前に考えるため、取引シナリオや資金管理を整理しやすい点が特徴です。
一方、IFO注文を設定しても、指定した価格での約定や利益が保証されるわけではありません。
スプレッドやスリッページ、相場急変、価格の窓開きなどによって、実際の約定価格や損失額が事前の想定と異なる可能性があります。
また、「IFO」「IFD-OCO」という名称や利用できる注文の組み合わせ、具体的な設定方法は、海外FX業者・口座・銘柄・取引プラットフォームによって異なる場合があります。
実際に利用するときは最新の取引仕様を確認し、新規注文・利益確定・損切り・ロット数・許容損失額などを含めて取引全体を管理することが重要です。
IFD注文とOCO注文の仕組みもあわせて理解しておくと、IFO注文がどのように複数の注文を連動させているのか、より分かりやすくなります。

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