海外FXでは、エントリー注文だけでなく、その注文が成立した後の決済注文まであらかじめ設定できる場合があります。その代表的な注文方法の一つが「IFD注文」です。
IFDは「If Done」の略で、最初に設定した新規注文が成立したことを条件として、あらかじめ設定しておいた次の注文を有効にする仕組みです。
たとえば、「現在より安い価格まで下がったら買い、その後一定の価格まで上昇したら利益確定する」といった一連の注文を事前に準備する場合に利用できます。
チャートを常に見続けなくても、エントリーから決済までの取引シナリオをあらかじめ設定できる点が特徴です。
ただし、IFD注文の名称や利用できる注文の組み合わせ、設定方法などは、海外FX業者・取引プラットフォーム・銘柄によって異なる場合があります。
この記事では、海外FXのIFD注文とはどのような注文方法なのか、基本的な仕組みや使い方、メリット・デメリット、OCO注文やIFO注文との違い、利用するときの注意点まで初心者向けに2026年版として詳しく解説します。
目次
海外FXのIFD注文とは?
IFD注文を理解するうえで重要なのは、「最初の注文が成立したら、次の注文を有効にする」という順番です。
新規注文と、その後に行う決済注文などをあらかじめ組み合わせて設定することで、エントリー後の注文管理を行いやすくなります。
IFDは「If Done」の略
IFDは「If Done」の略で、最初に設定した注文が成立したことを条件として、次に設定していた注文を有効にする仕組みです。
最初の注文が成立していない段階では、後に設定した注文は有効にならず、最初の注文が成立することで次の注文へ進むという考え方です。
そのため、複数の注文を同時に競わせるOCO注文とは、注文が連動する仕組みが異なります。
新規注文と決済注文をあらかじめ設定する
IFD注文では、新規エントリーの注文と、その注文が成立した後に利用する決済注文をあらかじめ設定する方法があります。
たとえば、現在価格が150円の通貨ペアについて、
「149円まで下落したら買う」
「買い注文が成立した後、151円まで上昇したら決済する」
という取引シナリオを事前に設定するイメージです。
最初の149円の買い注文が成立しなければ、その後の151円の決済注文は有効になりません。
最初の注文が成立すると次の注文が有効になる
IFD注文では、注文の順番が重要です。
最初に設定した新規注文が成立すると、それを条件として次の注文が有効になります。
この仕組みによって、「エントリーできた場合だけ、その後の決済注文を利用する」という取引の流れをあらかじめ設定できます。
ただし、具体的にどのタイミングで後続注文が有効になるのか、どの注文種類を組み合わせられるのかは、利用する取引環境によって異なる場合があります。

利益確定または損切りの注文を組み合わせる場合がある
IFD注文では、新規注文が成立した後の決済条件として、利益確定または損切りの注文を設定する使い方があります。
たとえば、買い注文が成立した後に、一定の価格まで上昇した場合の利益確定注文を設定する方法が考えられます。
反対に、エントリー後に価格が予想とは逆方向へ動いた場合に備えて、損切り側の注文を設定する方法もあります。
ただし、IFDとして1つの後続注文だけを設定する場合、利益確定と損切りの両方を同時に管理できるとは限りません。
利益確定と損切りの両方を組み合わせる方法とは区別する
新規注文が成立した後に、利益確定と損切りの2つの決済注文を組み合わせて管理する方法は、一般にIFO注文(IFD-OCO)などと呼ばれることがあります。
IFDでは「最初の注文が成立したら次の注文を有効にする」という条件関係が基本です。
一方、IFOではIFDとOCOの考え方を組み合わせ、新規注文の成立後に利益確定と損切りの2つの決済条件を管理する形になります。
この違いを理解しておくと、IFD・OCO・IFOそれぞれの役割を整理しやすくなります。
IFD注文の利用可否や仕様は取引環境によって異なる
「IFD注文」という名称や機能が、すべての海外FX業者や取引プラットフォームで同じように提供されているわけではありません。
取引環境によっては、指値注文や逆指値注文、Stop Loss、Take Profitなどを組み合わせることで、IFDに近い取引シナリオを設定する場合があります。
また、利用できる注文種類や有効期限、最低注文距離などの条件が銘柄ごとに異なる場合もあります。
実際に利用するときは、利用している海外FX業者と取引プラットフォームの最新の注文仕様を確認することが重要です。
海外FXでIFD注文を使う基本的な流れ
IFD注文の具体的な設定方法は、利用する海外FX業者や取引プラットフォームによって異なります。
ここでは、新規注文が成立した後に決済注文を有効にする場合を例として、基本的な流れを確認していきます。
取引する通貨ペアや銘柄を選択する
まずは、取引する通貨ペアやCFDなどの銘柄を選択します。
銘柄によって取引時間やスプレッド、値動きの特徴、注文条件などが異なるため、注文を設定する前に現在の取引条件を確認しておきましょう。
最初の新規注文を決める
次に、最初に成立させたい新規注文を設定します。
たとえば、「現在価格より安い価格まで下落したら買いたい」という場合は、利用できる取引環境でBuy Limitなどの指値注文を設定する方法があります。
反対に、現在価格を上抜けたことをきっかけに買いたい場合は、Buy Stopなどの逆指値注文を利用する方法があります。
どの注文方法を利用するかは、取引シナリオによって異なります。
エントリーする価格を設定する
新規注文の種類を決めたら、実際にエントリーしたい価格を設定します。
単に現在価格から一定のpipsだけ離すのではなく、直近の高値・安値や相場の値動きなどを確認しながら、取引シナリオに合わせて考えることが重要です。
価格が設定した条件まで到達しなければ、新規注文が成立しない場合があります。
注文するロット数を設定する
エントリー価格を決めたら、取引するロット数を設定します。
ロット数が大きくなるほど、同じ値幅でも価格変動による損益額は大きくなります。
そのため、口座資金や許容できる損失額、想定する損切り幅などを確認したうえで、取引数量を考えることが重要です。
新規注文成立後の決済条件を設定する
次に、最初の新規注文が成立した後に有効にする決済条件を設定します。
たとえば、新規の買い注文が成立した後、一定の価格まで上昇した場合に利益確定する注文を設定する方法があります。
また、利用する注文機能によっては、相場が不利な方向へ動いた場合に備えた損切り側の注文を設定する場合もあります。
IFDでは、最初の注文と後続する注文の関係を確認しておくことが重要です。
注文の有効期限を確認する
待機注文を利用する場合は、注文の有効期限も確認しましょう。
取引環境によっては、キャンセルするまで有効な注文や、指定した日時まで有効な注文などを利用できる場合があります。
相場状況が変化して取引シナリオが無効になったにもかかわらず、古い注文を残していると、後から意図しないタイミングで成立する可能性があります。
注文内容を確認してIFD注文を設定する
最後に、新規注文の方向・注文価格・ロット数・後続する決済条件・有効期限などを確認します。
特に、「最初にどの注文が成立し、その後どの注文が有効になるのか」という順番を確認しておきましょう。
内容に問題がなければ注文を設定します。
新規注文成立後に後続注文を確認する
最初の新規注文が成立した後は、予定していた後続注文が正しく有効になっているか確認しましょう。
IFD注文を設定したからといって、取引状況をまったく確認する必要がなくなるわけではありません。
ポジションの数量や約定価格、決済注文の価格などが想定どおりになっているかを確認することが大切です。
海外FXでIFD注文を使うメリット
IFD注文を利用すると、新規注文とその後の決済注文をあらかじめ関連付けて設定できる場合があります。
ここでは、IFD注文を利用する主なメリットを確認していきます。
エントリーから決済までの流れを事前に設定できる
IFD注文では、新規注文だけでなく、その注文が成立した後に利用する決済注文まであらかじめ設定できます。
たとえば、「この価格まで下落したら買い、その後この価格まで上昇したら利益確定する」といった取引シナリオを事前に準備できます。
エントリーした後に慌てて決済条件を考えるのではなく、取引を開始する前に一連の流れを整理しやすい点が特徴です。
チャートを見続けなくても注文を管理しやすい
IFD注文を利用できる取引環境では、新規注文と後続する注文を事前に設定できるため、注文が成立するまでチャートを常に監視する負担を減らせる場合があります。
設定した価格条件に到達すれば、取引プラットフォームや海外FX業者の注文仕様に従って注文処理が行われます。
ただし、注文を設定したからといって想定した価格で必ず約定するわけではないため、注文成立後の状態を確認することも重要です。
エントリー条件を事前に決めやすい
相場を見ながら取引していると、価格の動きにつられて予定していなかった位置からエントリーしてしまうことがあります。
IFD注文では、取引を始める前にエントリー価格を設定するため、「どの価格条件になったら取引を開始するのか」を明確にしやすくなります。
設定した価格まで相場が動かなければ、新規注文が成立しない場合がある点も理解しておきましょう。
エントリー後の決済条件を忘れにくい
新規注文だけを設定した場合、注文成立後にStop LossやTake Profitなどの決済条件を設定し忘れる可能性があります。
IFDの仕組みを利用して後続する決済注文まで事前に設定できれば、エントリー後の注文管理をあらかじめ取引シナリオに組み込めます。
ただし、IFDとして利用できる後続注文の種類や具体的な動作は、取引環境によって異なります。
感情だけでエントリーや決済を変更することを抑えやすい
相場が急に動くと、「今すぐエントリーした方がよいのではないか」「もう少し利益が伸びるのではないか」といった感情が取引判断に影響する場合があります。
あらかじめエントリー価格と決済条件を設定しておくことで、事前に考えた取引シナリオに沿って注文を管理しやすくなります。
もちろん、相場状況が変化した場合に注文を見直すこと自体が間違いというわけではありません。
変更する場合にも、その理由を確認して判断することが重要です。
取引ルールを整理しやすい
IFD注文を利用する際には、新規注文の価格、ロット数、その後の決済価格などを事前に考える必要があります。
そのため、「どこでエントリーするのか」「どの程度のロットで取引するのか」「どこで決済するのか」といった取引ルールを整理するきっかけになります。
ただし、IFD注文そのものが利益を生み出す仕組みではありません。
注文方法はあくまで取引を実行・管理するための手段であり、相場分析やロット管理、損失管理などと組み合わせて利用することが重要です。
海外FXでIFD注文を使うデメリット・注意点
IFD注文はエントリーから決済までの流れを事前に設定できる便利な注文方法ですが、設定しただけで取引リスクをなくせるわけではありません。
利用するときは、約定価格や注文の有効期限、相場急変時の動作などにも注意する必要があります。
最初の注文が成立しなければ後続注文も有効にならない
IFD注文では、最初に設定した新規注文が成立することが、次の注文を有効にする条件になります。
そのため、相場が設定したエントリー価格まで到達しなければ、新規注文は成立せず、後続する決済注文も有効になりません。
取引機会を逃したように感じても、予定していなかった価格から慌ててエントリーするのではなく、取引シナリオを改めて確認することが重要です。
設定価格と実際の約定価格が異なる場合がある
IFD注文で指値注文や逆指値注文などを利用する場合、注文の種類や相場状況によって実際の約定価格が設定価格と異なる可能性があります。
特に逆指値系の注文では、相場が急激に変動した場合や価格の窓開きが発生した場合などに、設定した価格から離れて約定することがあります。
そのため、注文価格だけを見て損益額が完全に決まると考えないことが大切です。
スリッページが発生する可能性がある
注文時に想定していた価格と実際の約定価格に差が生じることをスリッページといいます。
重要な経済指標の発表時や急激な相場変動、流動性が低下している時間帯などでは、スリッページが発生する可能性があります。
スリッページは有利な方向に発生する場合もありますが、損失管理では不利な方向への価格差も考慮しておきましょう。
スプレッドの拡大にも注意する
相場状況によっては、通常よりスプレッドが大きく拡大する場合があります。
特に重要な経済指標の前後や市場参加者が少ない時間帯などでは、取引コストや注文の成立条件に影響する可能性があります。
IFD注文を事前に設定している場合でも、取引する時間帯や銘柄の取引条件を確認しておくことが重要です。
後続する決済注文が1つだけではリスク管理が不十分な場合がある
IFDとして新規注文の後に利益確定注文だけを設定した場合、相場が予想とは反対方向へ動いたときの損切り条件が別途必要になる場合があります。
反対に、損切り側の注文だけを設定した場合には、利益確定をどのように行うかを考える必要があります。
新規注文の成立後に利益確定と損切りの両方をあらかじめ管理したい場合は、利用する取引環境でIFO(IFD-OCO)などの注文方法が利用できるか確認する方法があります。
古い待機注文を残したままにしない
IFD注文を設定した後に相場状況が変化し、当初の取引シナリオが成立しなくなることがあります。
そのまま待機注文を残していると、時間が経過した後に意図していなかったタイミングで新規注文が成立する可能性があります。
注文の有効期限や現在の相場状況を定期的に確認し、必要がなくなった注文は見直すことが重要です。
大きなロットでは損失額も大きくなる
IFD注文を利用しても、取引するロット数による価格変動リスクはなくなりません。
同じ値幅だけ相場が動いた場合でも、ロット数が大きいほど損益額は大きくなります。
そのため、注文を設定する前に、損切り幅と許容損失額を確認しながら計算上のロットを検討することが重要です。
IFD注文の仕様は海外FX業者や取引環境によって異なる
すべての海外FX業者で「IFD注文」という名称の機能が同じように提供されているわけではありません。
利用できる注文種類、注文の有効期限、最低注文距離、後続注文の設定方法などは、海外FX業者・口座・銘柄・取引プラットフォームによって異なる場合があります。
実際に利用する前に、利用している取引環境の最新の注文仕様を確認しましょう。
IFD注文とOCO注文・IFO注文の違い
IFD注文とOCO注文、IFO注文は、いずれも複数の注文を組み合わせて取引を管理する際に利用される考え方ですが、注文が連動する仕組みには違いがあります。
それぞれの特徴を整理しておきましょう。
IFD注文は最初の注文成立後に次の注文を有効にする
IFD注文では、最初に設定した注文が成立すると、その成立を条件として次の注文が有効になります。
たとえば、「149円まで下落したら買い、その買い注文が成立した後に151円で利益確定する」といった流れを事前に設定する考え方です。
最初の注文が成立しなければ、後続する注文も有効になりません。
このように、IFDでは「最初の注文→次の注文」という順番が重要になります。
OCO注文は一方が成立するともう一方をキャンセルする
OCO注文では、2つの注文を関連付け、一方の注文が成立すると、もう一方の注文をキャンセルします。
IFDのように最初の注文成立後に次の注文を有効にするのではなく、2つの注文のうち、どちらが先に成立するかによってもう一方を取り消す点が特徴です。
たとえば、利益確定側と損切り側の2つの注文を管理する場合などに、OCOの考え方が利用されることがあります。
ただし、OCOとして利用できる注文の組み合わせや具体的な動作は、取引環境によって異なります。
IFO注文はIFDとOCOを組み合わせた仕組み
IFO注文は、IFDとOCOの考え方を組み合わせた注文方法で、IFD-OCOと呼ばれることもあります。
まず新規注文を設定し、その新規注文が成立した後に、利益確定と損切りなど2つの決済注文を有効にする仕組みです。
その後、決済注文の一方が成立すると、もう一方の注文をキャンセルするという流れになります。
つまり、
「新規注文が成立する」
「2つの決済注文が有効になる」
「どちらか一方の決済注文が成立する」
「もう一方の決済注文がキャンセルされる」
という流れで考えると分かりやすくなります。
IFDとIFOでは決済注文の管理方法が異なる
IFDとIFOの大きな違いは、新規注文が成立した後の決済注文の管理方法です。
IFDでは、最初の注文成立後に次の注文を有効にするという条件関係が基本になります。
一方、IFOでは新規注文成立後に利益確定と損切りなど2つの決済注文を設定し、その2つをOCOの考え方で管理します。
エントリーから利益確定・損切りまでをあらかじめ組み合わせて管理したい場合には、利用する取引環境でIFOに相当する注文機能が提供されているか確認する必要があります。
IFD・OCO・IFOは目的に合わせて区別する
IFD・OCO・IFOは名称が似ていますが、それぞれ注文を連動させる目的が異なります。
IFDは「最初の注文成立後に次の注文を有効にする」、OCOは「一方が成立したらもう一方をキャンセルする」、IFOは「IFDとOCOを組み合わせる」という違いがあります。
どの注文方法を利用する場合でも、名称だけで判断せず、実際に利用している海外FX業者や取引プラットフォームでどのように注文が処理されるのか確認することが重要です。
海外FXでIFD注文を設定するときに確認したいポイント
IFD注文を利用するときは、新規注文と後続する注文の価格だけでなく、ロット数や損失額、取引コスト、注文の有効期限なども確認することが重要です。
実際に注文を設定する前に確認しておきたいポイントを見ていきましょう。
エントリー価格に根拠があるか確認する
最初に設定する新規注文の価格は、何となく決めるのではなく、取引シナリオに基づいて考えることが重要です。
直近の高値・安値や相場の値動きなどを確認し、「なぜこの価格でエントリーするのか」を整理しておきましょう。
価格が設定した条件まで到達しなければ、新規注文が成立しない場合があります。
後続する決済価格を確認する
新規注文が成立した後に、どの価格で決済するのかを確認します。
利益確定を目的とする場合はTake Profit、損失を限定する目的ではStop Lossなどの注文を利用できる場合があります。
ただし、IFDとして設定できる後続注文の種類や具体的な動作は、利用する取引環境によって異なります。
ロット数と許容損失額を確認する
IFD注文でも、ロット数は実際の損益額を左右する重要な要素です。
損切り価格を想定している場合は、エントリー価格から損切り価格までの値幅とロット数から、どの程度の損失になる可能性があるのか確認しておきましょう。
口座資金・許容損失額・損切り幅から計算上のロットを確認し、取引数量を検討することが重要です。
ただし、スリッページや取引コストなどによって、実際の損失額が事前の計算と異なる場合があります。
利益確定と損切りのどちらを設定しているか確認する
IFD注文で後続注文を1つ設定する場合は、それが利益確定側なのか損切り側なのかを確認しましょう。
利益確定だけを設定している場合、相場が予想とは逆方向へ動いたときの損失管理を別途考える必要があります。
反対に、損切りだけを設定している場合は、利益確定をどのように行うのか確認しておく必要があります。
利益確定と損切りの両方をあらかじめ組み合わせたい場合は、利用する取引環境でIFO(IFD-OCO)などに相当する機能が利用できるか確認しましょう。
スプレッドとスリッページを考慮する
IFD注文を利用する場合も、スプレッドやスリッページが実際の取引結果に影響する可能性があります。
特に相場が急激に変動している場合や流動性が低下している時間帯では、スプレッドが拡大したり、注文価格と実際の約定価格に差が生じたりすることがあります。
設定した価格だけではなく、現在の取引条件や相場状況も確認しておきましょう。
注文の有効期限を確認する
待機注文を設定するときは、注文がいつまで有効なのか確認します。
取引環境によっては、キャンセルするまで有効な注文や、指定日時まで有効な注文などがあります。
相場状況が変化して取引シナリオが無効になった場合は、古い注文をそのまま残さず、必要に応じて見直すことが重要です。
新規注文と後続注文の順番を確認する
IFD注文では、「最初の注文が成立した後に次の注文が有効になる」という順番が重要です。
注文を確定する前に、新規注文と決済注文が意図した順番で設定されているか確認しましょう。
買いと売りの方向や注文価格を間違えると、想定していた取引とは異なる注文になる可能性があります。
注文成立後の状態を確認する
最初の新規注文が成立した後は、後続する注文が想定どおり有効になっているか確認しましょう。
あわせて、実際の約定価格、ポジションのロット数、決済注文の価格なども確認します。
IFD注文によって一部の注文管理を事前に設定できても、最終的な取引状況を自分で確認することは重要です。
海外FXのIFD注文に関するよくある質問
ここでは、海外FXのIFD注文について初心者の方が疑問に感じやすいポイントをQ&A形式で解説します。
Q1. IFD注文とは何ですか?
IFDは「If Done」の略で、最初に設定した注文が成立すると、その成立を条件として次に設定していた注文を有効にする仕組みです。
たとえば、新規の買い注文と、その注文が成立した後の決済注文をあらかじめ組み合わせて設定する方法があります。
ただし、IFDという名称や具体的な設定方法、利用できる注文の組み合わせは海外FX業者や取引プラットフォームによって異なる場合があります。
Q2. IFD注文とOCO注文の違いは何ですか?
IFD注文では、最初の注文が成立した後に次の注文を有効にします。
一方、OCO注文では2つの注文を関連付け、一方の注文が成立すると、もう一方の注文をキャンセルします。
つまり、IFDは「注文を順番につなげる」、OCOは「2つの注文の一方が成立したら、もう一方を取り消す」という違いがあります。
Q3. IFD注文とIFO注文の違いは何ですか?
IFO注文は、IFDとOCOの考え方を組み合わせた注文方法で、IFD-OCOと呼ばれることもあります。
一般的には、新規注文が成立した後に利益確定と損切りの2つの決済注文を有効にし、そのどちらか一方が成立すると、もう一方をキャンセルする仕組みです。
IFDでは後続する注文との条件関係が基本となるのに対し、IFOではエントリー後の2つの決済注文をOCOの考え方で管理する点が異なります。
Q4. IFD注文では指値注文や逆指値注文を利用できますか?
取引環境によっては、新規注文として指値注文や逆指値注文などを利用し、その成立後に後続する決済注文を設定できる場合があります。
ただし、利用できる注文種類や組み合わせ、最低注文距離などの条件は海外FX業者・銘柄・取引プラットフォームによって異なります。
実際に注文する前に、利用している取引環境の最新仕様を確認しましょう。
Q5. IFD注文では利益確定と損切りの両方を設定できますか?
IFDとして後続注文を1つ設定する場合、利益確定または損切りのどちらか一方を設定する形になる場合があります。
新規注文の成立後に利益確定と損切りの両方を連動させて管理したい場合は、IFO(IFD-OCO)などに相当する注文機能が利用できるか確認する方法があります。
具体的な機能や動作は取引環境によって異なるため、注文画面や公式の取引仕様を確認してください。
Q6. IFD注文を設定すれば指定価格で必ず約定しますか?
指定した価格で必ず約定するとは限りません。
利用する注文種類や取引環境、相場状況によっては、設定した価格と実際の約定価格が異なる場合があります。
特に逆指値系の注文では、急激な相場変動や価格の窓開きなどによってスリッページが発生する可能性があるため注意が必要です。
Q7. IFD注文を設定した後も注文を確認する必要がありますか?
注文設定後も、待機注文やポジションの状態を確認することが重要です。
特に最初の新規注文が成立した後は、予定していた後続注文が有効になっているか、実際の約定価格やロット数などが想定どおりか確認しましょう。
また、相場状況が変化して取引シナリオが無効になった場合は、古い待機注文を見直すことも重要です。
Q8. IFD注文は初心者でも利用できますか?
IFDの仕組みと、それぞれの注文の役割を理解できれば、初心者でも注文管理の方法の一つとして学ぶことができます。
ただし、IFDという名称だけを覚えるのではなく、指値注文・逆指値注文・Stop Loss・Take Profit・ロット数などの基本もあわせて理解することが重要です。
利用可能であればデモ口座などで操作方法を確認する方法もありますが、デモ口座と実際の取引では約定状況などが異なる場合があります。
なお、MT5では待機注文にStop LossやTake Profitを設定できるため、実際の設定方法や利用できる注文の組み合わせについてはMT5公式ヘルプも確認しておきましょう。
まとめ|IFD注文は新規注文成立後の注文まで事前に設定する仕組み
海外FXのIFD注文とは、最初に設定した注文が成立したことを条件として、あらかじめ設定していた次の注文を有効にする仕組みです。
新規注文と、その後の決済注文などを事前に関連付けることで、エントリーから決済までの取引シナリオを整理しやすくなります。
一方、IFD注文を設定しても、指定した価格での約定や利益が保証されるわけではありません。
スプレッドやスリッページ、相場急変、価格の窓開きなどによって、実際の取引結果が事前の想定と異なる可能性があります。
また、IFDという名称や利用できる注文の組み合わせ、具体的な動作は、海外FX業者・口座・銘柄・取引プラットフォームによって異なる場合があります。
実際に利用するときは最新の注文仕様を確認し、エントリー価格・決済価格・ロット数・許容損失額などを含めて取引を管理することが重要です。
IFD注文だけでなく、OCO注文や指値注文・逆指値注文などもあわせて理解しておくと、海外FXの注文方法をより体系的に把握しやすくなります。

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